求人には、オープンな求人と非公開の求人があります。
求人誌や新聞の求人広告、インターネットの求人サイトなどに出されている求人は誰でも閲覧することができるオープンな求人です。
転職エージェントでもオープンな求人を扱いますが、実のところ、転職エージェントにもたらされる多くの求人情報が非公開求人です。
転職エージェントにもよりますが、非公開求人が全求人件数中の7割を超えるところも珍しくありません。
こうした非公開求人の情報を得るためには、転職エージェントに登録し、担当者と面談する以外に知る方法はないのです。
それでは非公開求人の内容はどんなものなのでしょうか。
そもそも何故非公開で求人をしなければならないのでしょうか。
非公開求人を出す企業に多いのが、もともと求めている人材が特別な経験やスキルを持った人に限っている企業です。
例えば、ニッチな分野の製造業や特殊な商品の販売など、オープンに求人広告を出してもコストがかかる割に効果が少ないといった場合です。
逆にこうした特殊なスキルを持った人は、自分のスキルを求める求人広告が少ないということにもなります。
また非公開求人で多いのが、たいへんな数の応募者が集まることが予想される仕事での求人です。
人気企業の人気職種の求人募集だと、オープンに求人広告を出すと一度に数百人もの応募が集まることも珍しくありません。
そのなかから選考する時間的、費用的コストは膨大です。
しかもせっかくの人材が埋もれてしまう可能性もあります。
そこで転職エージェントを活用して、あらかじめ絞ったなかから有能な人材を選択するわけです。
さらには株式公開に伴う上場準備のメンバーが非公開求人で募集される場合があります。
公開業務の経験やスキルを持つ、経理、法務、財務、総務などの人材が非公開で募集されます。
さらに企業が新規事業を立ち上げるときに、ライバル企業に知られることなく、そのためのスキルを持った優秀な人材を集めたいときにも非公開求人が行われます。
このようにみてくると、非公開求人による求人では、転職を求める側からみても魅力的な仕事が多いことがわかります。
転職エージェントには、日夜、このような非公開求人の情報が扱われているのです。